2024-04-20

看護師として働くには、正看護師と准看護師のどちらかの資格が必要となる。違いとして正看護師は准看護師よりも立場が上であり、給与も高いというところが挙げられる。実際、そういった部分を踏まえて、准看護師から正看護師になろうかと迷っている方もいるだろう。ここではそんな方に向けて、正看護師として働くメリットをいくつか紹介していきたい。

まず准看護師は、医療現場において看護師のみの判断で医療行為を行うことは原則できないとされている。准看護師である以上、必ず医師もしくは正看護師からの指示のもとで医療行為を行わなければならない。正看護師の方が責任ある仕事を任されやすいため、スキルアップという面で准看護師は不利になる。その点、正看護師になれば、難しい任務を経験してスキルアップできるのはもちろん、看護主任などの役職に昇進することも可能となる。キャリアアップの幅が広がれば、よりやりがいも感じられるだろう。

また、正看護師の方が求人数も比較的多い。もちろん正看護師、准看護師どちらも医療現場における需要はある。そんな中で現状をみると、准看護師の求人は減少傾向にある。その背景としては、国が准看護師を廃止し、正看護師に一本化しようとする動きを見せていることが関係している。それに伴い、規模の大きい病院などでは、全く准看護師を採用しないケースも出てきている。その点でも正看護師である方が勤務場所、求人の幅が広く、転職や就職先に困らないというメリットがある。

せっかく看護師として勤務している実績や経験があるのであれば、ぜひ正看護師の資格試験に挑戦することをおすすめする。ここで頑張れば、将来の給与アップやスキルアップ、さらにはキャリアアップの道が保証されることになる。とはいえ、看護資格の選択は、将来のライフスタイルやキャリアを大きく左右することになる。今後のために内容をさらに知りたいなら、正看護師と准看護師それぞれの特徴を詳しく調べてみてほしい。