2024-05-03

准看護師を目指すメリットを考察

医療現場において、准看護師よりも正看護師の方がより高い金額の給与を支給されるケースがほとんどだ。そんな中、准看護師を選ぶメリットとはなにかについて疑問に思う人も多いのではないのだろうか。そこで今回は、准看護師を選ぶメリットを掘り下げていきたい。まず准看護師を選ぶメリットとして挙げられるのが、正看護師よりも短期間で免許を得られる点だ。正看護師資格の受験資格を得るには、大学や専門学校等に3年間以上通わなければならない。一方で准看護師の場合は、2年間で受験資格を得ることが可能だ。養成校に通う期間が短くなれば、その分かかるコストも少なく済む。

さらに、正看護師を目指す学校では、基本的に高校の卒業資格が必要であるが、准看護師養成所の場合は、中学校の卒業資格があれば受験することが可能となっている。そのため、准看護師はより早く看護の現場で活躍したい方に最適だといえる。准看護師の資格を得て、現場を実際に経験してみて正看護師になるかどうかを考えるような在り方を選択することも可能だ。

実際、准看護師試験は、平均合格率約95%以上を保っており、難易度もそう高くないことが窺える。さらに試験に落ちてしまった後でも、別の都道府県で開催されている試験を受験する事で、同じ年に複数回受験することができる。このように正看護師と比べて資格取得のハードルが低いため、社会人になった後、気持ち新たに看護師へのキャリアチェンジに挑もうとする方が准看護師を選ぶケースが多い。